東温市の景勝地と言えば「滑川渓谷」と今回紹介する「白猪の滝」でしょう。

「滑川渓谷」の記事はこちら▼からどうぞ。

1.「白猪の滝」は、

皿ヶ嶺連峰県立自然公園の中にある高さ96mの滝。重信川の上流、表川白猪越の渓にかかり、その落下する姿はまさに自然の偉大さを感じさせます。四季それぞれに美しい景色ですが、特に冬の風景は幻想的。厳しい寒さが数日続くと、滝の水が凍りついて滝全体がまるで氷の彫刻のような姿を見せます。
  ※東温市公式ホームページから引用


松山市内からは近場で道幅も広く自家用車だと50分程度で到着することができます。

2.道順

国道11号線を西条方面へ

桜三里のスタート地点。
「東温市則之内」を右折

国道494号線を道なりに、
右手の「無料駐車場」の看板が見えたら右折
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3.駐車場

約30台は駐車できそうな大きな無料駐車場。
公衆トイレも完備。

ここからだと「白猪の滝」まで約1.5㎞はあります。約1㎞先に有料駐車場(約15台・300円)もあります。
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4.いざ出発

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すぐ、砂防ダムが見えてきました。壁面には何か模様が?
地元小学生が書いた「猪」のレリーフがデザイン化されて刻まれています。
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少し歩くと木の看板が。
右に上っていきます。
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近道もありましたが、道はぬかるみ歩き辛そうだったので遠慮させていただきました。
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目印が見えてきました。あと900m。かなりきつい上り坂。周りは杉林。右手に川が流れ、標高もあり、気温は平野部より3〜5℃は低いはずなのに汗ビッショリ。
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ハアハアと息を切らしながら登っていきます。

耳を澄ませば松山市内では聞くことのない「ミンミンゼミ」が鳴いています。時々、「ツクツクボウシ」の声も。もう夏も終わりかけています。
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有料駐車場が見えてきました。駐車料金300円。体力に自信がある若い人なら無料駐車場からでも世話無く登れますが年配者・女性・子供が一緒なら有料駐車場をお勧めします。
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駐車場の横に小屋があり、壁に料金支払い用の穴があります。
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有料駐車場からでも500mあります。
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途中から一部上り階段もあります。右手に小さな滝が見えます。
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ゴウゴウと轟く滝の音が聞こえてきました。もう少しです。
やっと見えてきました。目的地の「白猪の滝」です。
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近場でみると圧巻でした。高さ96mの滝。写真とは大違い。大迫力に感動しました。
写真ではこの臨場感が伝えきれないのが残念です。
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滝つぼからの水しぶきは霧となって降り注いできます。ヒンヤリ感がたまりません。

マイナスイオンーが疲れ切った身体を癒やしてくれます。

辛い坂道を登り切り、「白猪の滝」を見た時の達成感は言い表しようがありません。

「白猪の滝」の水量は半端なく、真冬になるとこの滝全体が凍ってしまうのが信じられません。自分の目で確かめたい心境です。
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「白猪の滝」を堪能し、後は坂道を下るだけ。
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途中で見つけました。秋の気配。

そうです。秋の七草のひとつ葛の花です。
葛も花を咲かせるんです。重信川の河川敷にも夏場になるとどんどん繁殖していきますが、花をさかせているのを見たことがありません。

初めて見ました。
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上りでかいた汗が中々乾きません。下りの涼しい風で汗冷えしそうです。

それでも喉はカラカラ。都合よくお店が。昔ながらの八百屋さん。ここでちょっと喉を潤し

おばあさんとお話しを・・・

「白猪の滝」の途中には花菖蒲園があることを教えてくれました。
見頃は6月中旬頃とのこと。タンミングがよければ花菖蒲と紫陽花を同時に見ることもできるそうです。

壁にはおでんのメニューが。

でもコロナの影響で中断。「秋から再開できればねえ。」
とぼやいていました。

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2月:氷の彫刻
5月:新緑
6月中旬:花菖蒲・紫陽花
8月:避暑
11月:紅葉

と、四季を通して訪れた人を感動させてくれます。