撮影日:2023/11/8
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どうも、編集長の「いよ&みCAN」です。

皆さん、突然ですが「天然記念物」って聞いたことありますよね。

「天然記念物」は日本はおいて学術的価値の高い動物・植物・地質・鉱物、天然保護区域を「天然記念物」といい、なかでも特に重要なものを「特別天然記念物」といいます。

そんな貴重で重要な「特別天然記念物」がなんと愛媛県にあるのです。それも中予エリアの「久万高原町」に。「八釜の甌穴群」です。

愛媛県公式観光サイトである「いよ観ネット」の「ひめ旅録」のブログ一覧で知りました。

あちこちブログの記事ネタの取材で出歩いている割に知らなかったなんて恥ずかしい限りです。なぜ、知らなかったのかなあ?と思いつつネットで検索しようとしたら?

ゲッ❗️漢字が読めない。
「はちかま」なの?「やかま」なの?
あと、「なんとかぐん」うーん、読めない。困ったものです。

なんぼネットが進歩しても漢字が読めなくては「検索」しようがありません。もしかしたら、何かの機会で見た事はあっても読めなかったのでそのままスルーしたに違いありません。

「八釜の甌穴群」は「やかまのおうけつぐん」と読みます。

11月初旬の久万高原町は紅葉の季節。
あちこちで赤や黄色に色付いた木々を見ることができます。
折角、久万高原町に行くのなら「八釜の甌穴群」にも寄ってみることにしました。


1.アクセス

国道33号線を高知方面へ。
「柳谷大橋交差点」信号を左折。
国道440号線を檮原方面へ。


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約4.7km走ると「八釜の甌穴群」遊歩道入口に到着。丁度、車が3〜4台駐車できるスペースがあります。

ここって、「四国カルスト」に行く国道です。何回も通っていました。そういえば「看板」見た記憶があるなあ。


2.散策スタート

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行き:20分
帰り:30分
片道約1.2kmの坂道になります。


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真っ直ぐ進みます。


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道は整備されています。

でも、小石・落葉・水で滑り易い場所があります。また、急に階段があったりして見落とすと踏み外すので気をつけてください。


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石の上にも三年。ではなくて、石の上に苔やシダの仲間が生えた場所があったりして神秘的‼️

結構、歩いたはずなのに。後、何キロとかの標識があれば良いのになあ。


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と思っていたら、ありました。八釜渓谷まで500m。まだ0.5kmあるのか。


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そうこう、してたら八釜渓谷まで300m。
あとひと踏ん張り。

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大きな岩の隙間を抜けると


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道が開けて黒川が見えるポイントに差し掛かりました。
山の木々は紅葉。川はエメラルドグリーン。眺めは抜群です。

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橋に到着しました。正面からの写真で分かりませんが赤い橋です。

3.到着


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甌穴は、百年確率以上の大出水時のジェット流により、空洞化侵食が生じて胚が生れ、砂礫を伴った渦動流により成長しました。



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主流に連なる甌穴八つが形成され、その姿がお釜に似ているとこらから「八釜の甌穴群」の名前が生まれました。


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大小35個の甌穴が密集して一群となっているのは
全国でも珍しいそうです。巨大甌穴には「トンネル釜」「獅子釜」「メガネ釜」など、名前が付けられているそうです。

約20分間、上り下りの遊歩道を歩き切ったからこそ見える絶景。達成感に酔いしれながら景色を見入っていました。

さすがに行き帰りの遊歩道で誰一人として会うこともなく寂しいくらいでした。まさに「秘境スポット」
そして、奇石・巨石そして甌穴などの渓谷美は普段見ることができない最高の「絶景スポット」でもありました。

さすがに帰りの上り坂はきつかった。途中で何度も休憩しました。石鎚登山を思い出したほどです。

4.福地蔵の湧水

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「八釜の甌穴群」の遊歩道入口から檮原方面に約230m行くと右手にあります。


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硬度が7mg/ℓ。日本ではだいたい100mg/ℓ未満のもの、WHOでは60mg/ℓ未満を「軟水」とされているので「超軟水」と言われるのが頷けます。


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「八釜の甌穴群」の散策で沢山の汗をかきました。水分補給に「福地蔵の湧水」は「まろやか」「さわやか」で口当たりが軽く飲みやすいので最高の贅沢です。サイクリングをしている青年達も休憩しながら飲んでいました。


「八釜の甌穴群」に「福地蔵の湧水」そして少し足を伸ばせば日本三大カルストの一つ「四国カルスト」があります。一日楽しめる観光スポットです。


5.地図