どうも、編集長の「いよ&みCAN」です。

「佐田岬半島」は四国の最西端に位置し、日本一細長い半島として知られています。その最西端には白亜の「佐田岬灯台」がそびえ立ち、訪れる人々を迎えます。
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松山市から「佐田岬灯台」までは、車で約104キロメートル、所要時間はおよそ2時間。特に「三崎」から先はカーブが多く道幅も狭いため、運転には注意が必要です。そのため、なかなか訪れる機会がない場所かもしれません。

それでも、「佐田岬灯台」からは豊予海峡を挟んで九州を望むことができ、半島の最先端ならではの壮大な景色が広がります。空と海が溶け合うような絶景は、訪れる人の心を魅了してやみません。
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愛媛県民だけでなく、日本中の絶景ファンが一度は訪れてみたいと願う場所ではないでしょうか?

そこで今回は、地元在住の視点から、佐田岬半島の最先端に位置する「佐田岬灯台」とその周辺の見どころをご紹介したいと思います。

1.佐田岬灯台:四国最西端の白亜の塔


1918年に初点灯した 佐田岬灯台 は、塔高18メートル、光達距離約35キロメートルの八角形のコンクリート造り。四国八十八景にも選ばれたこの灯台は、長年にわたり豊予海峡を見守り続けています。
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灯台周辺の岸壁からは、目の前に広がる海とともに、時折行き交う船の姿を眺めることができます。

晴れた日には遠く 九州・大分 の山並みまで見渡せるほどの絶景スポットです。

2. 四国最西端記念碑:ここが四国の最西端


「佐田岬灯台」の近くには、「四国最西端記念碑」が建てられています。ここに刻まれた 北緯33度20分35.0秒、東経132度0分53.7秒 という座標は、まさに四国の最果てを示すもの。
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記念撮影をするには絶好のポイントで、「四国の端まで来た!」という実感が湧いてくる場所です。

3.御籠島(大島):陸続きになった最西端の島


佐田岬の先端に並ぶ御籠島(みかごじま)は、かつて海に浮かぶ島でしたが、蓄養池の整備により陸続きになりました。 この蓄養池は昭和42年3月に当時の三崎漁業協同組合が建設し、平成22年を最後に使用されなくなりました。
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江戸時代には 野坂権現 が祀られていたとされ、現在も野坂神社の所有地となっています。歴史的な背景を感じながら、かつて島だった場所を歩くのも興味深い体験です。

3-1.永遠の灯:佐田岬の歴史を刻むモニュメント


佐田岬灯台の点灯100年を記念して建てられた「永遠の灯」。長い年月にわたり、海を行き交う人々の道しるべとなってきた佐田岬灯台。その歴史と役割を象徴するモニュメントです。
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3-2. 洞窟式砲台(砲台レプリカ):戦争の歴史を伝える遺構


御籠島には、かつて旧陸軍が設置した 洞窟式砲台 の跡があります。戦時中に造られたものの、実際に使用されることなく終戦を迎えました。現在は砲台のレプリカが展示されており、当時の歴史を垣間見ることができます。
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4. 椿山展望台:灯台と九州を望む絶景ポイント


佐田岬灯台へ向かう遊歩道の途中で左に分岐すると、椿山展望台 へと続きます。名前の通り ヤブツバキ に覆われた小高い山で、冬から早春にかけてツバキの花が美しく咲き誇りますが、訪れた時は終わりを迎えていました。
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展望台にはウッドデッキが設けられており、灯台よりも少し高い位置から 佐田岬灯台、豊予海峡、九州の山々 を同時に一望できるのが魅力です。 さらに、ここには 「ラブリング」 という愛のモニュメントも設置されており、カップルにおすすめのスポットでもあります。
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5.まとめ


佐田岬灯台周辺は、壮大な景色だけでなく、歴史や文化を感じるスポットも点在しています。 四国最西端という特別な場所で、海を渡る風を感じながら、絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。