どうも、編集長の「いよ＆みＣＡＮ」です。

1.はじめに

愛媛県東温市河之内にある「雨滝音田の棚田」は、自然と人の営みがつくり出した、どこか懐かしくやさしい風景が広がる場所です。



段々と重なる田んぼは、春には水鏡、夏は緑、秋には黄金、冬には静けさと、四季折々に違った表情を見せてくれます。



車で通り過ぎるだけでも美しさは感じられますが、実際に足を止めて歩いてみると、風や水の音、土の香りまでが心に響いてきます。 観光地としての派手さはないけれど、だからこそ、忙しい日々からふっと離れて、静かで豊かな時間を味わえる特別な場所です。

2. 水鏡が映す、やさしい初夏の風景

初夏の「雨滝音田の棚田」では、水を張った田んぼが陽の光を受けてきらめき、まるで空を映す鏡のように輝いています。 田の端には青々とした草がそよぎ、鳥のさえずりや風の音が静かに響きます。



空と大地が溶け合ったような風景を見ていると、心がゆるやかにほどけていくのを感じます。 季節ごとに変わる棚田の表情は、訪れるたびに新たな魅力を見せてくれるので、何度でも足を運びたくなる場所です。 のんびりと自然の中に身を置き、静かな時間を過ごすことで、忘れていた感覚が少しずつ戻ってくるような気がします。

3. 雨滝ほたるの里

棚田の農道を下ると、表川の里道に広がる「雨滝ほたるの里」に着きます。ここでは5月下旬から6月中旬にかけて、日没後の20時頃からゲンジボタルが乱舞します。 風に舞うように光が揺れ、まるで夜の川にかかる光のカーテンのよう。



幻想的なこの光景は、訪れる人の心を静かに癒してくれます。 地元の方々が丁寧に環境整備を行い、ホタルが安心して舞える場所を守っているからこそ、毎年この美しい瞬間が訪れるのです。



静かな里山の夜に広がる光の景色を、ぜひ一度ご自身の目でご覧になってみてください。

※詳しくはこちら↓↓↓をご覧ください。


◼️名前:雨滝ほたるの里 鑑賞会
◼️場所:雨滝ほたるの里
◼️住所:愛媛県東温市河之内4956-1
◼️開催期間:2025年5月18日(日)〜6月15日(日)
◼️料金:なし
◼️駐車場:あり(8台)

4.「雨瀧屋」で出会う、地元の恵み

「雨滝音田の棚田」のふもとにある直売所「雨瀧屋」では、地元産の「穂田琉米」や特産品が販売されています。



また、観光案内所も兼ねており、地域の写真や資料が展示されているそうです。 私が訪れた日はあいにくお休みで、店内には入れませんでしたが、木の温もりが伝わる外観からも、地元の人々のあたたかな気持ちが感じられました。



令和6年産の「穂田琉米」はすでに完売との声もあり、訪れる際は事前の確認がおすすめです。 単なる買い物ではなく、地域の魅力や暮らしにふれる体験ができる場所。そんな印象を受けました。次回は営業日にゆっくり立ち寄って、地元の恵みとふれあいたいと思います。

◼️名前:雨瀧屋
◼️住所:愛媛県東温市河之内4960-1
◼️TEL:089-966-4458
◼️営業日:土・日曜日の午後(月〜金曜日来店の際は事前連絡を)

5. まとめ

「雨滝音田の棚田」とその周辺には、自然と人の手が織りなす温かな風景があります。 初夏には水鏡とホタルの光が重なり、昼も夜も心がやすらぐ特別な時間を楽しめます。



そして、地元の恵みに出会える「雨瀧屋」では、この土地でしか味わえない魅力を感じることができるでしょう。



華やかではないけれど、心に残る美しさとやさしさが、この場所には確かにあります。都会の喧騒を離れ、自然の中で深呼吸したくなったら、ぜひ「雨滝音田の棚田」を訪れてみてください。きっと、あなたの心に残る風景が見つかるはずです。