どうも、編集長の「いよ&みCAN」です。
愛媛県東温市の山奥に、知る人ぞ知る名瀑「唐岬の滝(からかいのたき)」があります。高さ114m、七段にわたって滑り落ちるその姿は、優美でしなやか。「女滝」の別名にふさわしい佇まいです。

松山市中心部から車で約1時間と気軽にアクセスできる一方で、滝のまわりは手つかずの自然が広がり、まるで別世界に迷い込んだような静けさ。四季折々の景色が楽しめ、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
今回は、「唐岬の滝」までのアクセスや道中の様子、服装のアドバイスまで、実際に訪れた体験をもとにご紹介します。自然の中で心と体をリフレッシュしたい方にぴったりのスポットです。
「唐岬の滝」へは、国道11号線を東温市方面へ進み、途中で国道494号線に入って黒森峠方面へ向かいます。途中、「白猪の滝」の案内標識を過ぎ、そのまま約9km進むと「唐岬の滝」の駐車場に到着です。

ただしこの道は山道特有のカーブや道幅の狭い箇所が多く、運転には十分注意が必要です。見通しの悪い区間もあるため、明るい時間帯に訪れるのが安心でおすすめです。
道中には美しい木立や白猪の滝もあり、ドライブ自体も自然を楽しめるひとときになります。少し緊張する山道を越えた先に待っているのは、静寂と迫力を兼ね備えた名瀑。到着した時の達成感は格別です。
駐車場に車を停めると、まず目に入るのが公衆トイレ。ここを出発点に、左手にあるなだらかな坂道を下ります。「唐岬の滝」まではおよそ20分ほどの道のり。
でこぼこの歩道が続き、途中には案内板も設置されていて迷うことはありません。500メートルの看板を右に進み、

さらに250メートルほど歩くと再び右折の標識が現れ、ここからが本格的な山道です。

石や木の根がむき出しになった道は足元が不安定な箇所もあるため、注意して進みましょう。

森の中では鳥のさえずりや木々の音が心を和ませ、やがて遠くから聞こえてくる滝の音に自然と歩みが速まります。自然との一体感を感じられる、穏やかで贅沢な時間です。
滝の手前には手すりが整備されており、

滝壺の近くまで安全に進むことができます。滝の下にある岩が濡れて滑りやすいので足元には注意が必要です。
森の静寂を抜けると、突然現れる「唐岬の滝」
最初に心を奪われたのは、その静けさの中に宿る圧倒的な存在感です。岩肌をすべるように落ちていく水の流れは、激しさよりもむしろ「たおやかさ」が際立っていて、まさに“女滝”という名がしっくりきます。

滝の白い筋は、まるで絹糸のように繊細で、背景の深い森の緑に溶け込むような美しさ。周囲には人工物が見えず、「本当にこんな自然が残っているんだ」と思わせるほどの純粋な景観に、思わず息をのみました。

そして、写真からでも伝わってくる涼やかな空気感。ひとしきり歩いたあと、この滝の前に立ったら、身体も心もふっと軽くなるだろうな……そんな癒しの力を感じました。まさに「目で感じる天然のセラピー」ですね。
「唐岬の滝」までは整備された道も多いですが、後半は本格的な山道になります。
滑りにくいトレッキングシューズや登山靴の着用が安心です。足元の障害物に備えて、長ズボンを着用しましょう。リュックに荷物をまとめ、両手を空けて歩ける状態にしておくのが理想的。
登山用のストックがあれば、足元のバランスを保つのに役立ちます。また、夏でも森の中は意外と涼しいので、軽めの羽織りを一枚用意しておくと便利です。
虫よけスプレーと水分補給用のドリンクも忘れずに。トイレは駐車場にしかありませんので、出発前に必ず済ませておきましょう。自然を安全に楽しむための準備が、滝歩きをより快適なものにしてくれます。
「唐岬の滝」は、訪れるまでに少し労力が必要ですが、それを越えた先に待つ景色はまさに感動ものです。人里離れた静かな森の中に、こんなにも美しく、心洗われるような滝があることに驚かされます。

四季折々の表情を見せるこの滝は、何度でも訪れたくなる魅力があります。観光地化されていないからこそ、自然本来の姿をそのまま楽しめるのも大きな魅力です。
山道の運転やトレッキングには十分な注意が必要ですが、その体験こそが旅の楽しみでもあります。日常を離れ、深呼吸したくなったとき。ぜひ、「唐岬の滝」へ。きっと心に残る癒しの時間があなたを待っています。
1. はじめに
愛媛県東温市の山奥に、知る人ぞ知る名瀑「唐岬の滝(からかいのたき)」があります。高さ114m、七段にわたって滑り落ちるその姿は、優美でしなやか。「女滝」の別名にふさわしい佇まいです。

松山市中心部から車で約1時間と気軽にアクセスできる一方で、滝のまわりは手つかずの自然が広がり、まるで別世界に迷い込んだような静けさ。四季折々の景色が楽しめ、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
今回は、「唐岬の滝」までのアクセスや道中の様子、服装のアドバイスまで、実際に訪れた体験をもとにご紹介します。自然の中で心と体をリフレッシュしたい方にぴったりのスポットです。
2. アクセス
「唐岬の滝」へは、国道11号線を東温市方面へ進み、途中で国道494号線に入って黒森峠方面へ向かいます。途中、「白猪の滝」の案内標識を過ぎ、そのまま約9km進むと「唐岬の滝」の駐車場に到着です。

ただしこの道は山道特有のカーブや道幅の狭い箇所が多く、運転には十分注意が必要です。見通しの悪い区間もあるため、明るい時間帯に訪れるのが安心でおすすめです。
道中には美しい木立や白猪の滝もあり、ドライブ自体も自然を楽しめるひとときになります。少し緊張する山道を越えた先に待っているのは、静寂と迫力を兼ね備えた名瀑。到着した時の達成感は格別です。
3. 滝への道のり
駐車場に車を停めると、まず目に入るのが公衆トイレ。ここを出発点に、左手にあるなだらかな坂道を下ります。「唐岬の滝」まではおよそ20分ほどの道のり。
でこぼこの歩道が続き、途中には案内板も設置されていて迷うことはありません。500メートルの看板を右に進み、

さらに250メートルほど歩くと再び右折の標識が現れ、ここからが本格的な山道です。

石や木の根がむき出しになった道は足元が不安定な箇所もあるため、注意して進みましょう。

森の中では鳥のさえずりや木々の音が心を和ませ、やがて遠くから聞こえてくる滝の音に自然と歩みが速まります。自然との一体感を感じられる、穏やかで贅沢な時間です。
滝の手前には手すりが整備されており、

滝壺の近くまで安全に進むことができます。滝の下にある岩が濡れて滑りやすいので足元には注意が必要です。
4. 唐岬の滝
森の静寂を抜けると、突然現れる「唐岬の滝」
最初に心を奪われたのは、その静けさの中に宿る圧倒的な存在感です。岩肌をすべるように落ちていく水の流れは、激しさよりもむしろ「たおやかさ」が際立っていて、まさに“女滝”という名がしっくりきます。

滝の白い筋は、まるで絹糸のように繊細で、背景の深い森の緑に溶け込むような美しさ。周囲には人工物が見えず、「本当にこんな自然が残っているんだ」と思わせるほどの純粋な景観に、思わず息をのみました。

そして、写真からでも伝わってくる涼やかな空気感。ひとしきり歩いたあと、この滝の前に立ったら、身体も心もふっと軽くなるだろうな……そんな癒しの力を感じました。まさに「目で感じる天然のセラピー」ですね。
5. 服装・持ち物
「唐岬の滝」までは整備された道も多いですが、後半は本格的な山道になります。
滑りにくいトレッキングシューズや登山靴の着用が安心です。足元の障害物に備えて、長ズボンを着用しましょう。リュックに荷物をまとめ、両手を空けて歩ける状態にしておくのが理想的。
登山用のストックがあれば、足元のバランスを保つのに役立ちます。また、夏でも森の中は意外と涼しいので、軽めの羽織りを一枚用意しておくと便利です。
虫よけスプレーと水分補給用のドリンクも忘れずに。トイレは駐車場にしかありませんので、出発前に必ず済ませておきましょう。自然を安全に楽しむための準備が、滝歩きをより快適なものにしてくれます。
6. まとめ
「唐岬の滝」は、訪れるまでに少し労力が必要ですが、それを越えた先に待つ景色はまさに感動ものです。人里離れた静かな森の中に、こんなにも美しく、心洗われるような滝があることに驚かされます。

四季折々の表情を見せるこの滝は、何度でも訪れたくなる魅力があります。観光地化されていないからこそ、自然本来の姿をそのまま楽しめるのも大きな魅力です。
山道の運転やトレッキングには十分な注意が必要ですが、その体験こそが旅の楽しみでもあります。日常を離れ、深呼吸したくなったとき。ぜひ、「唐岬の滝」へ。きっと心に残る癒しの時間があなたを待っています。